祝!進撃ミュ凱旋公演

『進撃の巨人 the musical』の日本凱旋公演を観覧してきました。ずっと楽しみにしていた分、やっぱりハイパー最高だった!という話をします。
ちょうど2年前の2023年1月に、同作の初演を大阪で観覧していたのですが、進撃ミュは、私の「2.5次元舞台」のイメージを完全にひっくり返してきた作品でした。
私は「コンテンツが次元を超えること」に対して抵抗があるタイプです。とりわけ2次元のコンテンツが実写化されたり舞台化されることについては、「わざわざこちら(3次元)の世界に近づいてこなくてもいいじゃないですか!?」というマインドになるんですよね……。
そんな私が進撃ミュを観覧したきっかけは、通勤途中にたまたま見かけたデジタル広告でした。
「ウォールマリアだ……調査兵団だ……!」
もちろん宣伝広告なので、プロモーションのビジュアルや演出は盛ってナンボのものだと思っています(偏見)。なので「宣伝で期待値が吊り上げられたとて実際は微妙〜となるんだろうな」というのが舞台化に対する私のイメージでした。めちゃくちゃ斜に構えている。しかしあのたった十数秒間の広告に目を奪われてしまった私は、気が付けばその場でチケットを取っていたんですよね。これは観なきゃ!という一心でした。私の眼前を横切って行ったミカサの姿を、今でも忘れられません。

2022-2023 日本公演(初)
初演は「良すぎる」の一言に尽きる公演でした。
最初から最後まで、カテコが終わっても、私の知っている進撃の巨人の世界が何の混じり気もなく舞台の上にそのままありました。ずっと息を詰めていたせいで、観終わった後の充足感に疲れが混じるほどでした。作品自体が非常にシビアで生々しいものなので、寸分違えばまったく別物の作品になってしまうと思っていたのですが、どんなファン層が観ても進撃ミュの舞台の完成度には満足するのでは?と思います。
初演で心を奪われたのは、福澤侑くん演じるジャン・キルシュタインでした。彼はダンスが!!うまい!!下半身から感じる体幹の強さ!!ジャンのイケすかない感じとプライドの高そうな感じが、「これこれこれ〜!!コレです!!」と本当にたまらない。演出家の植木さんが、ダンスパフォーマンスを中心とした演出を得意とされているそうで、劇中のダンスシーンは見どころばかりで、群舞は迫力満点でした。ダンサーも多く、尺も長めな印象でした。福澤くんの起用にも頷けます。
◥◣sneak peek◢◤
ノンストップ110分‼
話題沸騰の #進撃ミュ より
"通過儀礼"を受ける訓練兵たちのシーンを少しだけご覧ください⚔️各公演、当日引換券&当日券の販売がございます🎫
本日18時からは初日2公演のディレイ配信もスタート❗️
※この動画は全景映像版です🔗https://t.co/MPy8kJOj7X pic.twitter.com/lBgT5bQ1CJ
— 「進撃の巨人」-the Musical- (@shingekimusical) January 8, 2023
そして松田凌さん演じるリヴァイ兵長、最高でした。あのおかっぱヘアは自前だそうです。切れ長で不機嫌そうな眼差し、小柄な体格から生まれる人類最強のワイヤーアクションと剣捌き、時折漏れ出ている謎の品の良さ、ひれ伏すしかなかったです。役者ってすごい。
他次元同士で比べるのは野暮だと思うのですが、進撃ミュはアニメをかなり意識されているのでは?と思います。MAPPA製のアニメも評判がいいですよね。キャスティング、キャラの振る舞い、声、歌、リアクション含め、一挙手一投足から感じるギャップが、非常にシームレスな印象でした。「アニメがリアルになったな!?!」という感じです。巨人というファンタジー要素も、映像に頼るのではなく立体として実現されていて、総じて「こんなに丁寧な次元の超え方があるんだ」と、舞台化への私のイメージまったく異なるものになりました。
2024-2025 日本凱旋公演
そして進撃ミュはそのままNY公演を経て、およそ2年越しに日本で凱旋公演を開催!当然チケットはすぐに取りました。
凱旋公演はフィナーレの「Now or Never!」のみ撮影・SNS掲載がOKだったので、年末年始はSNSに流れてくる動画をずっと観ていました。たぶん踊れる。
- 岡宮エレン、最高に主人公。文句のつけどころがない。彼の「駆逐してやる……!」は火傷不可避の熱演。あと巨人化の演出めっちゃいい。光と映像の使い方がいいです(これしか言えません)。
- 期待どおりの福澤ジャン!ありがとうございます!!イケすかねぇ〜!入団時の群舞もそうだし、要所で惜しみなくメインとして押し出されていたので、個人的に大変ありがたかったです。私の好きなタイプのダンサーです。
- 大野・エルスミ・拓朗の線の太い感じと凛々しさ、デカさ、威厳、あれは調査兵団団長です。みんなついていきます。あと歌が段違いに上手すぎて、最初のワンフレーズ聞いた時にいつも思わず笑ってしまう。ドス、ドス!と効果音が聞こえてきそうなダンスがウルトラかわいい。
- 松田リヴァイが東京公演で見せた、自由の翼(マント)を背負う機転。アクシデントをご褒美に変換するのお上手すぎる。あの回見に行った人が心底羨ましい。あと謎の気品。
- 完成度高すぎるミカサとアルミン、股下3メートルあるハンジさんの妙演、絵に息を吹き込んだらそのまま出てきたと言わんばかりのサシャとコニー、自由の翼を背負えなかったマルコ(NoNで涙)、リーヴス商会会長の名演技、歌唱力と演技力がレベチのカルラママ(元ヅカジェンヌ娘役と知って納得)……etc。
言い出したらキリがないほど、魅力的な演者さんばかりです。進撃ミュは期待以上に、期待に応えてもらえた作品でした……!
進撃ミュ動画(やんしむ撮影)▷▶︎▷
そして大千穐楽も観たくて配信チケットを買いました!
カテコでひとりひとり挨拶するシーンがあるのですが、松田リヴァイが「おまえら……ありがとうな……」と台詞を吐いた瞬間、会場がめちゃくちゃ沸いていました。そりゃ沸く。あれは大反則。おかげで次の大野・エルヴィン・拓朗は「(私はどうしたらいいんだ!?リヴァイが全部持っていった!?)!!!??!」の表情でキョロキョロされていたのですが、すかさず観客から「団長ーーーー!!!」と歓声が上がり、照れくさそうにキュッ!と頬を綻ばせていたのがたまりませんでした。あの表情、エルスミもするのかもと考えただけで心の中のペンライトを握りしめずにはいられません。
前回は円盤を見送ったけれど、凱旋公演は絶対に円盤を買おうと決めています。
「進撃ミュ、続いてほし〜!!」の気持ちと「今めちゃ最高のまま終わったからここでいいです」の気持ちもあり二律背反状態ですが、もし続けばまた観にいきたいと思います。
公演の熱が冷めないので、今はアニメを見返しています。途中までは漫画を読んでいて、アニメで最後まで見ているのですが結構うろ覚えなので、見るたびすごく新鮮な気持ちです。せっかくだし今やっている映画も観たいな〜。
▲生まれて初めてブロマイドというものを買った。ドキドキしている。
めちゃめちゃ長くなりましたが、今日はこの辺で。お付き合いいただきありがとうございました!
2025.01.19
